プレイするにあたって楽しんで欲しいところはなんですか?また、芝のコンディション的には一番いい時期はいつですか?
結構広いし、OBも少なくて思いっきりドライブを打っても、もしくは曲がったとしても玉が見つかるからロストボールが本当に少ないです。だから思いっきり打っても楽しいので、ロングヒッターでもそうでなくても楽しめると思います。
また芝のコンディションが一番いい時期は、間違いなく10~11月ですね。だいたい転がりは11フィートくらいです。冬も転がりが早くなるので面白いと思います。
KBCオーガスタも開かれる芥屋ゴルフ倶楽部。
グリーンキーパーであり副支配人のアンドリュー・マクダニエル氏に、ゴルフ倶楽部のことからプレイに関してまで様々なことを聞いてみました。
更新日:2020年1月23日
芥屋ゴルフ倶楽部 副支配人 兼 グリーンキーパー
アラバマ州出身。ミシシッピ州立大学にてゴルフ場・スポーツターフについて学び、日本の会社へのインターンシップを経験した後、同社に就職。ゴルフ場やゴルフ場管理会社での勤務を経て、芥屋ゴルフ倶楽部にグリーンキーパーとして着任。
結構広いし、OBも少なくて思いっきりドライブを打っても、もしくは曲がったとしても玉が見つかるからロストボールが本当に少ないです。だから思いっきり打っても楽しいので、ロングヒッターでもそうでなくても楽しめると思います。
また芝のコンディションが一番いい時期は、間違いなく10~11月ですね。だいたい転がりは11フィートくらいです。冬も転がりが早くなるので面白いと思います。
7番ホールですかね。長くて、上がってから降りるコースになっています。グリーンの左側が落ちていて、右側にちょっと深いバンカーがあります。
あとは16番もグリーンが三段になっていて面白いかと思います。
全体を通して飽きがこないというか、流れがいいコースだと思います。普通だと回った後に何番と何番は記憶にないとかあるのですが、芥屋は結構流れがあって、こっちはこっち、という風にコースによって雰囲気が変わって同じようなホールがないのが特徴です。
力を入れていると思います。お客さんが玄関に入ってからゴルフ場を出るまで、キャディさんが一番一緒にいる時間が長いので、そのキャディさんが良いか悪いかでゴルフ場の印象が変わってきます。
芥屋では、コースを回る時にキャディさんがいないとかなり大変だと思います。微妙なアンジュレーションがあるので、グリーンが早いほどそのアンジュレーションが効いてきます。またホールごとに変わってくるので、それが怖くて打ち切れない方には、細かく教えてくれるキャディさんは重要だと思います。
距離はだいたいグリーンから150ヤードくらいと答えるのが普通だと思うのですが、「ホールから152ヤードで、エッジからは140ヤード」とか細かく教えてくれますし、前半と後半でキャディさんが変わっても、どのキャディさんもそれぞれのホールの話を詳しく教えてくれます。
コースのことがわかっているというよりも、お客さんが楽しく回れるようにという気持ちがキャディさんには大事だと思いますが、それができていると感じます。芥屋ゴルフ倶楽部のキャディさんは他のコースと比べても、やっぱり良いキャディさん達だと思います。
芥屋は打ち上げや従業員の年間のイベントが多いのもあって、ハウスと管理棟の距離が近いと感じます。餅つきやバーベキューとかも、休場せずに交代で業務を回しながら行っています。
私が入って半年ぐらいでしょうか、昔働いていたゴルフ場の支配人と一緒にコースを回った後にハウスに行くと、既にスタッフ全員が私の名前を知っていたことには驚きました。普通は管理棟とハウスって別々になっているので、誰が誰だとかわからないゴルフ場も多いと思います。でもそういう交流イベントが多いからこそ、芥屋は風通しがいいのかなと。きっと誰が入ってきてもそうなのだと思います。そういうところが、接客にも表れているのでしょう。
KBCオーガスタなど大会が行われたコース、選手たちが回ったコースで是非プレイを楽しんでください。またどんな方にでも楽しめるコース、戦略性を高めたコースにもしていこうと思っています。
たとえば、今後数年間でバンカーの全面変更を計画しています。
芥屋は50年以上の歴史を誇るコースですが、その当時からバンカーの位置はほとんど変わっていません。今と昔では飛距離や楽しみ方も変わってきていますので、これからは戦略性の高いコースになるよう、バンカーの位置を全面的に変更する予定です。選手にも、普通のお客様にも、面白く楽しめるコースになるよう目指していきます。
それ以外にも、芥屋ゴルフ倶楽部は色々変わっていきますので、どうぞ楽しみにしてください。